最近(ここ2〜3年)、ますます1990年代から続いた巨人、マイクロソフトが崩壊する雰囲気をただ酔わせてますね。内部は結構必死だと思います。


でもここまでもったのはビジネス&経営の天才ビルゲイツの手腕によるもの、彼の戦略ってほんとにすごくて、ただ尊敬です。


がきっとマイクロソフトもIBMと同様の末路でしょう。もちろん今でもIBMは大きな企業ですからマイクロソフトも同様に、トップでなくなるだけでそれなりの地位を保ってゆくのだと思います。


しかしIBMがハードで崩れて、サービスに徹しているようにマイクロソフトもゆくゆくは、メーカーからサービスに徹しなければいけない状況になるのでしょう。歴史は繰り返します。


60年以降、IBMのハードは(一度ミニコンなどの台頭で揺るいでいるものの)世界のトップ地位を築いてきたのにも関わらず、価格競争と製品のオーバースペックやられました。


つまるところ、PC市場が消費者のニーズを満たしてしまったことに由来する開発費と価格の不一致お越し、いいものを出しているのにそれほど値段がつかなくなり、利幅も少なくなるという現象です。


もちろん、日本のメーカーなどの台頭もあります。IBMの懐を利用して大きく成長した企業、マイクロソフトインテルの存在もあったでしょう。


マイクロソフトはOSを作り、インテルはCPUを作ったわけですが、何故IBMはこれらの業務をアウトソースしたかというと、コンピューターはハード面にブランド的にも絶対的な地位があり、内部をアウトソースすることは効率的で、IBM的には全く地位を揺るがすものではないと考えたからです。がしかし、これは後に悲劇的な結末になります。フレームよりもCPUやOSに価値が出始め、CPUやOSの企業がフレームの会社(東芝、NEC、ソニー、HPなどなど)に供給。。


この時、IBMが崩れだし、マイクロソフトインテルが上がった現象が今ま起きつつあります。CPUやOSでもうオーバースペック気味の現象です、、


OS分野ではLinux、ビジネスソフトウェア分野では着々とgoogleが次の地位を狙ってます。


Linuxなどのオープンソース。正直昔ほどLinuxも使用するのも難しくはないし、普通にネットやメールとか一般レベルのPC利用なら今やお金を払ってwindows使用しなくてもLinuxで十分ですよね。(こういうとやれセキュリティやサポートだと言われてしまいますが、マイクロソフトって法人は別として、そんな個人サポートいいとは思いません。。個人的にそう思います。)


オープンソースは開発のスピード、広告とかなにかと障壁がありましたが、アンチビルゲイツ派の努力もあり、着々と成長してきました。すでに一般的にも普及していいレベルにあると思います。


windowsビスタも確かに良いですが、必要な機能ではなく、別になくてもいいや的なもので、、このようなものは大抵価格競争に負けます。windowsビスタはまだ大丈夫かもしれませんが、次のバージョンが出るころにどうなるかです(話は早いですが。。)


もうそろそろオーバースペックで利幅の薄いPC業界と同じ状態になるのではないかなと思います。


ビジネスソフトウェアでは、、googleが着々と次のポジションを目指しています。彼らは低価格(個人にはフリー?)と性能的な強さに加えOSだけではなくネット上(ブラウザ)で完結させる仕組みで勝負をかけようと考えているのだと思います。


下の記事を読むと、googleのCEOエリックシュミットはマイクロソフトとは別分野と否定していますが、うそ臭いです(笑)


事実MSでいうパワポの代替か、プレゼンテーションの開発ベンチャーを買収したりと、積極的に進めています。


もともとマイクロソフトが独占的な地位を築いてキープできたのはのはワードやエクセルがOSと連動していてwindowsを使用しないといけないという縛りがあったことも大きいです。家PCがwindows出なければビジネスマンは会社の仕事をうちでできません。


でももしネット上ですべてが完結すれば??


きっとその障壁もなくなるでしょう。もちろん人間の慣れを考慮すると移行期間は必要ですが。


googleはOSだけではなく、検索を軸にして、地図、広告、マーケティング
すべてを統一するつもりです。ここまでくるとYahooやMSに対して玄人受けして成長したgoogleも今後はアンチgoogle派が出てくるかもしれませんね。彼らの最大の敵はアンチgoogleの増殖でしょう。


このような問題、ひょっとしてLinuxがすべて飲み込んでしまったりして(笑)


CPUは…個人レベルだとインテルのものを使用する必要はなく別にADMでいいじゃん、と思ったり、何かに入れ替わるというか、これからメーカーの価格勝負になるのではないかと思います。


簡単に、、といっても長く書きましたが、ネット業界、興味深く動いていますね。今後が楽しみです。


最後に、、
IT業界における、いやインフラ面で考えてビジネスにおけるマイクロソフトの業績はとてつもなく大きいものです。彼らの技術で多くのことが可能になったと思います。


アンチも多いですがいずれにしろそれは確かなことだと思います。


アンチ巨人ファンが多いけど、ブロ野球を支えたのは巨人だーってことと同じでしょうか。。いや、違うか(笑)


[関連ニュース:CNET]

Schmidt氏は米国時間6月19日、パリで開催の報道陣向けイベントで講演を行い、従来メディアから、これまで同社の成長を支えてきたニューメディアへと向かう広告販売の流れが頭打ちになり始めたら、Googleはその驚異的な成長率をどのように維持していくつもりなのか、との質問を受けた。同氏はこれに応じ、「小規模企業や大学が販売やインフラの面でわれわれの持つ力を利用するにつれて、Googleとって大きなビジネスになる可能性が高い」と語った。

 Googleが今日の地位を築いたのは検索を筆頭にマスマーケット向けのアプリケーションを開発してきたためだが、この2年の間は、「Google Search Appliance」「Google Mini」、先ごろ登場した「Google Apps Premier Edition」など、より企業向けのアプリケーションやデバイスに重点的に取り組み始めている。

 しかしSchmidt氏は、潜在顧客として企業に関心を向け始めていることは認めている一方で、同社がMicrosoftと対決しようとしているとする見方は強く否定した。同氏は、「常々それはないと言っているが、だれも信じない。われわれは彼らを競争相手として位置づけていない。彼らとはパラダイムが共通なのだ」と語っている。